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Activity Report

活動報告

カジノを含む統合型リゾート(IR)横浜誘致 阻止に向けて

本日午後、横浜市が、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を正式表明しました。極めて遺憾なことです。
私は以前からカジノの解禁や誘致には明確に反対してきました。その理由として、下記の点を主張しています。
・厚労省調査で、ギャンブル依存の人が536万人に上り、国際的にも日本は際立って高い状況です。カジノの解禁は、ギャンブル依存をより悪化させる危険があります。
・ギャンブル依存症対策をカジノの収益で行うのは本末転倒であって,独自にその対策を推進すべきものです。
・合法的賭博が拡大することによる青少年の健全育成やモラルへの悪影響も無視できません。
・推進側が主張する経済効果についても、根拠が薄弱です。

これらの点から、IR推進法〔カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法〕にもIR整備法〔カジノを中核とする統合型リゾート(IR)実施法〕についても反対しているのです。
法律案の成立から月日が経過しましたが、法案審議の際に指摘された上記も含む懸念点は、現在でも全く解消されておりません。
この問題がありすぎるカジノ施設を私たちの地元横浜に誘致することを容認するわけには、到底参りません。
カジノの顧客層の大半は日本人であることが想定されていますが、そうなると近隣住民に最も高い依存症のリスクが生じることになります。また、上記で指摘したモラルや風紀の乱れ、そして青少年育成への悪影響も、その害を最も被るのは近隣である地元横浜、そして神奈川です。
そもそも横浜は、都市ブランド力の向上に関し大きなポテンシャルを持っています。カジノの誘致は、横浜のブランド力を損ない、横浜の健全な発展の可能性の芽を摘むことにもなりかねません。横浜には、開港以来の歴史があります。長きに渡る国際交流の積み重ねがなされています。国際戦略港湾を抱え、日本の貿易の中心です。首都である東京に隣接し、海外への窓口となる立地の良さ。文化的な催しやイベントも多く、こんなに市民や観光客を楽しませることが出来るエリアは稀ではないでしょうか。横浜は、既に魅力に充ちた開港の歴史などに基づいた背景やストーリー等が十分にある街なのです。外から無理矢理カジノを持ってこなくとも、横浜ならではのテーマをしっかり強調し、日本中、世界中に広めていく。それにより、横浜の魅力を伝え、安心・安全を確保しながら、経済を発展させることが、理想ではないでしょうか。
私は、今回の参議院選挙において、「カジノに頼らない地元 横浜・神奈川の経済発展」を主張の一つとして、掲げておりました。志ある市民・関係者の皆さん、そして、仲間の地元議員団との連携を深め、横浜市へのカジノを含むIR誘致を、なんとしても阻止する決意です。

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