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Activity Report

活動報告

「底知れない負担への不安」を解消する「総合合算制度」の導入を。

牧山 ひろえは、子育て中の二児の母親です。また、重い病気を抱える高齢の親の娘でもあります。まさに俗に言う責任世代であるわけです。この責任世代の多くが直面している大きな問題の1つが、ダブルケアの問題です。ダブルケアとは、子育てと親や親族の介護が同時期に発生する状態のことをいいます。出産年齢が高齢化に伴い、ダブルケア負担の世帯の増加が予測されています。
まだ子供が小さい頃、母親が体調を崩して入院したことがあり、保育所等の支払いや母親の入院費でどこまで負担が重くなるか分からないという状況になったことがありました。その時には足元が崩れていくような不安な気持ちを覚えたものです。
介護離職は現在でも、年間約10万人と高い数値を維持していますが、その内の8割が女性で、ダブルケアが介護離職の引き金となるケースも多いのです。


ダブルケアに伴う不安の大きな部分が先述しましたように、負担がどれだけ重くなるか分からない、という底の見えなさ、先行きの不透明感から来ています。そこで、私たちが導入を主張しているのが「総合合算制度」です。これば、医療、介護、保育、障害などの社会保障サービスを受ける際に利用者が負担する自己負担を世帯で合算し、その合計額が一定額を超える場合に超過分を国が負担する制度です。この制度が機能していれば「底知れない負担への不安」から解消されます。この総合合算制度は、いっとき導入の方向で話が進んでいたものが、天下の愚策と言われる、あの軽減税率の財源にするために、実施されないという流れになったのです。
私たちは「総合合算制度」の導入を推進します。

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